キューバ囲碁指導事業     

                 「 大学生講座 」  BACK

 
囲碁会館における定例的な講座のほかに大学生に対する講座も予定されていた。ハバナ市内にあるマヌエルファハルド体育大学(MF体育大学)で囲碁を選択した学生に教えるのである。キューバの大学はどこも入学試験がとても難しく大変な努力が必要なようだった。体育大学と言っても数学や心理学などもあり卒業も大変なようである。卒業後は大学等の教職につくようで、学生たちは囲碁だけを勉強すればよいということではなくいろいろのゲームの知識や理論を知っておく必要があるらしかった。

 サンチスピリツ市にある体育大学を卒業してNPO囲碁国際交流の会(SIIG)の招待で日本に1年滞在したことのあるサンチャーゴもそうしたエリートのひとりなのである。

 11月14日月曜日、囲碁連盟のラファエル会長に同行してMF体育大学に行った。ラファエル会長が作った授業のプログラムをみせてもらったところ、囲碁の歴史や効用、ルールや初歩的なテクニックなどが網羅された緻密な計画であった。既に何回か授業は行われていたようで、この日は9路盤を使っての実戦対局がメインであった。10数人の学生を相手にラファエル会長と手分けして多面打ちを行った。学生たちは授業なので出席を確認され宿題も出されていた。

 12月12日月曜まで5回にわたり大学を訪問し、ラファエル会長のアシスタント役を行った。日本にいたときの情報では、実際の授業の様子がわからず、スペイン語もできない自分が何をできるのか心配していたのだが、アシスタント役であったため負担を感ずることなくむしろ楽しい時間であった。

 12月16日金曜日、囲碁会館に学生たちがやってきて、19路盤を使用して実戦対局を行った。常連の囲碁仲間にも講師役として指導対局してもらった。授業は本日をもって終了し、来年1月に修了試験があるとのことであった。

 

              

              ラファエル先生の講義を真剣に聞くMF大学生

                      

                    

             最後の仕上げの囲碁会館における実戦対局

   
inserted by FC2 system